野村のいっき飲みの実力


 中学の頃、いっき飲みが得意な友人がいた。

名は野村という。


 野村は給食の牛乳をいつもいっき飲みしていた。

紙パック(直方体)を片手で力強く握りつぶして、いっきにストローで吸い上げていた。

当時の私は、野村のケタ外れな肺活量よりも「よくお腹こわさないな~」と思いひたりながら、

チビチビと牛乳を飲んでいた。

高校に入ると、野村は炭酸の缶(500ml)をいっきに飲み干すようになった。

さすがに缶は握りつぶさなかった。


 今は野村が何をしているかは、私は知らない。

どこかでいっきに何かを飲んでいるのかもしれない。

同窓会で会えば分かるだろう。

いっき飲みは絶対に付き合わないが。


 そんな野村のいっき飲みを久々に見てみたい自分がいる。